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写真 お散歩するアオメキバタン
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アオメキバタン(オス)との生活
強暴だった白色オウムの「のんちゅ」が噛まなくなった
15歳くらいになっただろうか
「のんちゅ」はオウムの名前 正確には「のんたん」かな
購入したときからすでに名前がついていた
その名前は変えることができなかった
なぜなら 「ノンタン」「のんちゅ」としゃべるから
今更かえられない
飼い始めは2歳くらいでまだヒナの面影が残る甘えん坊だった
私は昔から鳥が好きでたまらなかった
いつか白色オウムのキバタンを飼うのが子供の頃の夢だった
私も大人になりローンが組める年齢になった
とあるペットショップでのんたんは看板インコのように
外に飾られていた
子供達は悪気はないのだろうけど
いじめていた
のんちゅは震えていた
何度かその光景を見るたび 家に連れて帰りたくなった
のんちゅは 55万で売られていた
その頃はやっていた チワワのCMを思い出した
私はアイフルで55万円を借りて
のんちゅを購入した
手が震えたのを覚えている
こんな大金を手にしたのが初めてだったから
そしてのんちゅは小さなアパート暮らしの私の家にやって来た
夢のようだった
目が覚めても 白色オウムは家にいた
ついに夢がかなったのだ
でも浮かれているのは1日だけだった
小学校の頃オカメインコは飼っていたので
きっとただオカメインコのサイズが大きくなっただけと思っていた
インターネットもまだ無いあの頃に 私は無知で大型インコを飼ってしまったのだ
そしてのんちゅが初めてオタケビをあげた 「ぎゃー」「ぎゃーぎゃー」
1時間以上鳴き続けた
その音量にびっくりした
ペットショップで鳴くことはなく、一度も聞いたことがなかったし、鳴くとも聞かなかった
鳴き続けるのんちゅを止めることができない
3日目、返品を真剣に考えたが
今更そんなこともできず 生き物の返品はやっていなかった
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写真 甘える アオメキバタン |
ひとしきり鳴き終えると子犬のように甘えるのんちゅはとてもかわいかった
そしてのんちゅのオタケビにもすっかり慣れた半年後 家に警察がやってきて
「子供を虐待してる悲鳴が聞こえる」
と言われ取調べされたが すぐに泣き声の主を理解してもらった
が大家さんが来て近所からのクレームが出てると家を追い出されてしまった
現在2軒目 この家はいつまでもつだろうか
近所には菓子を持ってご挨拶に回った
現在3年目・・・・・・
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写真 お散歩中のアオメキバタン |
2歳ののんちゅは何処にでも連れていった
車が無かったあの頃は原付に乗せて移動
原付に乗せるとよく飛んでるフリをしていた
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写真 原付に乗る アオメキバタン
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出張もドライブも散歩もキャンプも何処にでも連れまわした
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写真 キャンプの朝食に参加する アオメキバタン |
のんちゅは一度も嫌がることなく私にくっついていた
そんなのんちゅについに反抗期がきた
ある日突然 噛み付いてきた
走って追いかけてきて 何度も噛み付いた
飼い主の私が怖くなるくらい 何度も噛み付いて止まらなかったので
タオルで捕まえてゲージに入れた
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写真 アオメキバタン |
ショックだった
何かの間違いだと思って 落ち着くとゲージから出したが
同じように激しく噛み付いた
何度も何度もくりかえした
オウムには「反抗期がある」
私は勉強しなかったので知らなかった
あの時もっと勉強していれば対処法がわかったのに
今ではとても後悔している
噛み付くたびに軽い体罰を与えてしまった
でもそれがしつけだと思っていた
7~8年間くらい続いただろうか・・・
一時期は一緒に暮らしていけるか不安になったし 自信も無くなった
顔も手もクチバシの噛み跡だらけで 顔の傷は隠せず血も止まりにくいので
よく血だらけで仕事をしていたのを覚えている
ずいぶん変人扱いされたし 笑いものにされた
そのくちばし跡は今でも残っている
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オウムの本は全て購入 |
それから 全ての鳥のしつけに関する本やオウムの本を読んだ
ずいぶん勉強した
そして今更だが だいぶ理解できるようになった
でも世の中にはきっと同じような事が起こり
理解ができず一生かごの中から出してもらえず
家の片隅に追いやられてしまう寂しい思いをしているオウムがいるのではないかと思うと
とてもかなしい
うちののんちゅは 大人になったのだろうか
最近全く噛まなくなった
わたしの付き合い方がうまくなったのかもしれない
まあ 噛まれても噛まれても
一生私の子供 「宝物」である
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写真 いたずらする アオメキバタン |
のんちゅは家では私がいるときは放し飼い
放し飼いと言っても だいたいお気に入りの場所にいる
とても臆病な3歳児なのである
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写真 羽を乾かす アオメキバタン |
これから白色系のオウムを飼う人には
後悔しないようによく勉強してから飼って欲しい
ま 人のこと言えませんが!(笑)
宝くじが当たったら オオバタンを飼うぞ
と毎年思っている